近代美術館・歴史博物館 記念見学会
|

今回のJIAセミナーは、
改修工事が完成した群馬県立近代美術館と
昨年度JIA25周年賞を受賞したという県立歴史博物館の設計をした
磯崎アトリエと、大高事務所のそれぞれの関係者の方に
解説をしてもらいながら見学するというものでした。
美術館前の大きな木陰に集まり、美術館の解説が始まりました。
「改修工事の機会を得る度に、こうしておけば良かったという部分についても
少しずつ改修をしている。だから、この建物は生き延びているのです。」とのお話。
正面の水面の高さが変わったのは、そういう意味で手を加えた部分だそうです。
現代美術棟の「光」については
自然光と人工照明を合せた光でこんなにうまくいっている所は、他にはないと思う。
群馬の人は自慢していいんじゃないかな?と。
美術館を一周したあと、今度は歴史博物館へ。
いくつもの屋根が架かる外観や木質の内装は美術館とは対照的です。
小さい頃から何度も来ているはずなのですが・・・、初めて知った中庭の存在。
「博物館としては延べ床面積が小さいので、中庭の外壁も展示スペースとして
使えるように。」と深い軒が張り出してありました。今は、体験学習などの時のみ
出入りできるそうです。
歩き通しで少し疲れましたが、
晴れた日の午後の、緑豊かな群馬の森公園はとても気持ちが良かったです。